管路網ダウンサイジングに取り組む新チームを立ち上げ

近年、多くの地域で人口減少が進行しており、給水収益の減少が顕著になっています。さらに、老朽化した施設の更新費が増加する中、効率的な運営が求められています。この背景を受け、当社は管路網のダウンサイジングに特化した新たなチームを結成しました。

ダウンサイジングの主要目的は、使用されていない施設(遊休)の維持管理費の削減です。これにより、長期的な経済性を高め、地域の給水需要に対応する新しい管路網の構築を目指します。

具体的なダウンサイジング項目として、以下の3点が挙げられます。

  1. 水源・配水池の統廃合 (57.6%):
    • 配水ブロックを変更し、広域受水に切り替えることで、不要な施設の統廃合を進めます。
    • また、基幹管路を統合することで、効率的な供給を実現します。
  2. 基幹管路の減径・単管化 (55.4%):
    • 流量が少ない地域では、更新時に径の小さい管路に切り替えることで、コストを削減します。
    • また、輻輳管は単管化し、効率的な配水を目指します。
  3. 浄水・配水池の規模縮小 (49.6%):
    • 給水需要に合わせて、浄水・配水池の規模を縮小し、運営コストを削減します。

※%はダウンサイジングを考えている事業体が考慮している割合。複数回答。

(水道施設の更新・耐震化計画策定における
ダウンサイジング等の検討状況調査報告書https://www.mhlw.go.jp/content/000731130.pdf
より抜粋)

当社のこの新たな取り組みは、未来の持続可能な都市インフラの構築に貢献するものと確信しています。地域の皆様に安心して給水サービスを利用していただけるよう、引き続き努力してまいります。


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